WEBマーケティング

缶コーヒーから学ぶ、ブログアフィリエイトのブランディングを強化する事例とテクニック。

こんにちは、Killerです。

まずブログアフィリエイトを進めるにあたって、利益を出す上で最も重要な「考え方」でありながら、いつ、どういう状況に置いても念頭に入れていただきたい「原理」があります。

それは、何かしら販売する商品そのものに
“価値という名のエネルギーを感じさせる”こと。

そしてその商品を取り巻く「場」や「環境」、「販売者」にオーラや可能性を演出することにあります。

まあ、いきなりこう言ってもピンと来ないと思うので、1つ事例を挙げます。

缶コーヒー

上の画像は近くのコンビニでも自販機でもよく見かけるワンダの缶コーヒーで値段は100円前後です。

似たような他社の缶コーヒーが色々ある中、どうすればそれが大量に売れると思いますか?

 

あるいは、100円ではなく、1000円の値段で買ってもらえるようにするためにはどういう戦略を取りますか?

「どこにでもあるようなこんなコーヒー、普通わざわざ自分のところからお金を出して買ってくれないだろ・・・」

と思考停止してしまえばそれまでですが、これを考えて実行するのが、ビジネスの原理と呼ばれるものです。

では、1分ほど時間をとって、ちょっと考えてみてください!!

 

 

 

 

 

 

はい、そこまでです。

ちょっと考えれば色々と思いつくと思います。

今回は奇抜でエクセレントな回答を提示するのが目的ではなく、あらゆる回答の中から、ビジネス的なヒントを抽出するのが目的ですので、代表的な思索案を挙げながら解説していきますね!

背景、雰囲気、シチュエーションなどの「情報」を与え、的確なイメージを持たせる。

 

ただ相手の目の前に缶コーヒーを提示して、あれこれ成分や製法、効用について伝えたり、コーヒー豆の性能を語っても相手にとっては、ただの「知識」にしか過ぎず、そうなんだ~と言うだけで買うだけの「価値」に感じてはもらえません。

でもここで、毎日満員電車に埋もれて全身汗びっしょりで、会社に着く頃には疲れ切っていて、意識が散乱しているサラリーマンに向かって、

「このキンキンに冷えた眠気を吹き飛ばすコーヒーを飲んで、一度気持ちをリセットし、集中力を高めてから、キリッとした1日をスタートさせませんか?」

という言葉を声を張って投げかければ、ああ、今のモヤモヤ感を無くせてスッキリできるんだ~という価値を抱き、スッと財布の中から小銭を取り出して、買ってくれることでしょう。

 

つまりこれ、何が言いたいのかというと、ただの缶コーヒーに、相手の心に響くような「フレーズ」や魅力的な「情報」を通して、

・眠気を吹き飛ばすことのできるコーヒー

・冷たいコーヒーを飲んで身体にほとばしる熱気を解消する

・心臓バクバクで朝会の話すら頭に入ってこない状況をリセットして集中できるようになるコーヒー。

・1日を前向きにスタートさせられる、背中を押すコーヒー

といった“あらゆる価値がプラスされる”ことになり、100円のはずのコーヒーが、2倍にも、3倍にも感じられてくるんですよね。

缶コーヒーの付加価値

 

ただの100円ぽっちの缶コーヒーが自分の「言葉というフィルター」を通して、改めて相手の「ニーズ」を叶えてくれるコーヒーで、その状況に「メリット」を与えてくれるコーヒーだと再定義されました。


こうした「モノ」や「コト」を独特の視点と立場に基づいて、
状況に応じた的確なイメージを相手に持たせることこそが、本当のビジネスとしての「仕事」であり、それを頭を使って価値を捻出することこそが「作業」なんです。

例えばアフィリエイトを一つ取っても、サイト系だとなんの脈絡もなくサイドバーに商品広告を載せている人とか商品のメリットのみしか伝えていない文章を書いている人がいますが、これでは最初に提示された缶コーヒーの価値でしかありません。

あなたが仮にYoutube系の情報商材をアフィリエイトしたいとすれば、セールスレターをただなぞったような書き方とか、ノウハウのメリットを語ったもの、教材の中身の素晴らしさについて解説するのではなく、

 

・サイトやツイッター構築が上手くいかなかった人など、
どういう人に対して手に取っていただきたいか。(ターゲットを絞り込む)

・なぜこの教材を紹介しようと思ったのか(経緯、背景)

・自分はこの教材を読んで、また実践を通してどうなったのか。(自己体験の共有)

・自分がこれまで上手くいかなかった要因や失敗談など(影のアピール)

・この教材を通してどんな世界が待ち受け、どんなベネフィットが得られるか。(価値の提示)

といった「背景」や「ライブ感」、そして自分の経験してきた「ストーリー」によって、ようやく教材のノウハウや中身、メリットが「価値」として認識され、

そのYoutube教材が、

“挫折がしにくく、容易に動画作成を進められながら、
大きな収益構造を作り上げることのできるYoutube教材”

として大きく変換されます。

 

極論、「お勧めのYoutube教材です」って言うより、

「ツールのボタンを一つ押すだけで一瞬で動画が生成してしまう
Youtubeツール教材になります。」

と付け加えたほうが、Youtube教材という商品に、“ツールのボタンを一つ押すだけで一瞬で動画が生成してしまう”という修飾部が価値としてプラスされるので、全体としての商品のエネルギー総量が大きくなります。

文章を使って、あるいは音声や動画も駆使して、この修飾部をプラスすることが、利益を上げる最も重要な要因で、ここをサボるとせっかくの作業が全て空回りしますし、WEB媒体としての「魅力」や「影響力」も弱くなるんですね。

稼げているアフィリエイターとかは、この原理が踏まえられているからユーザーから信頼も付くし、どんな商品も無理なく売れていきますし、日頃から価値提供と演出について学んでもいます。

 

さて、先ほどのコーヒーの例に戻りますが、ワンダのモーニングショットのCMとしてこんなのがあります。

 

これは、お父さんが毎朝子供を自転車で保育園に送った後、会社で缶コーヒーを飲み、1日のスタートを切っているCMです。

「1日の元気は子供からもらう。」というコンセプト元、缶コーヒーを表現していますが、缶コーヒーそのものをピックアップするというよりも、それを「アイテム」として見立て、それが溶け込んでいる日常やライフスタイルに焦点をあてています。

子供の成長を噛み締めているサラリーマンの朗らかな舞台を投影し、缶コーヒーを中に仕込ませて前向きになるシーンを描くことで、

缶コーヒー=朝飲むと爽やかになるもの。」
「良い1日がスタートできるもの。」

として、潜在的に認識させ、缶コーヒーは日用品であるイメージを強めているんですね。

 

缶コーヒーをさりげなくライブに溶け込ませるのがポイントで、子供がいるサラリーマンが、会社に着いたとき、ふとCMを思い出して“自然”と自販機にあるワンダのボタンを押すのを狙ったり、

CMに描かれているような状況がトリガーとなって“無意識”のうちに購入に向かわせるように仕掛けられています。

アフィリエイトとかでも本文中に売りたい商品のリンクをさりげなく仕込んで、ひたすらその商品を使用している「現場」や「様子」を臨場感を持たせて描くことで、

自然と、「とりあえずこれは入手しとかなきゃな~」とか

「その状況を実現させるためにも、これは一応持っておこう」という心理を働かせることができ、結果として購入に結び付けることができます。

 

何も1つのページで売りたい商品の推奨をひたすらするのではなく、その商品に関連する「状況」や「環境」をポジティブに綴っておけば、その“周囲のエネルギー”でその商品の価値を引き上げることができるんです。

「場の力」によって、商品の価値を数段高める戦略

 

もうひとつの売り方として、山の上にあり、辿り着くのに時間がかかるが中に入ると辺り一面夜景が見える店に置いて、缶コーヒーの中身をオシャレなカップに注ぎ込んで売るやり方があります。

 

先ほどの例では、「自分が主体」となり、缶コーヒーの多面的な価値を認識させて、缶コーヒー自体のエネルギー総量を高めるやり方を取っていますが、このケースだと、夜景が綺麗なお店という「場の力」が働いてなんともないコーヒーの価値をグンと引き上げてくれます。

場のエネルギー

ただ変哲もないコーヒーが、別のスポットに移動するだけで

「綺麗な夜景を眺めながら、ゆったりした心で飲めるコーヒー」

に化学変化し、そのスポットが磁場としての機能を果たしているわけです。

アフィリエイトとかに置き換えると、同じ美容品を紹介するとしても、サイト外観がボロボロで文章も読みにくいブログでPRするのと、アゲハなどの雑誌に載ってるような読者モデルの媒体でPRするのでは全然反応が違います。

商品の側面ばかりを訴求するのではなく、

・一貫したテーマに沿った有益な情報発信
・純粋に読んでいて面白いコンテンツが整っている
・雰囲気があり、オーラが纏っている

など、サイトやSNSなどの媒体力(場の力)を向上させ、魅力的な発信現場を作り上げることが結果としてその空間内に置かれている商品群の価値を高めることになるんですね。

仕掛ける側の随意を学ぶことが始めの出発点

 

FXとかであれば、自動売買ソフトなど、一時的に大きく稼げるものは存在しますが、常にシステムの変更や規約変更はあるものですし、継続的に利益を出し続けるためには、相応の価値を創出したり、他の価値を付け加えていく必要があるということです。

それが、1つの事象を魅力的に伝えるコピーライティングによって価値を重ねていくこともあれば、独特の世界観に基づいたキャラクター性でその場にあるモノ全体のエネルギーを底上げすることもできます。


お金とは与えた価値に対する対価であり、
そんな時も「良い体験・価値・知識を与えてくれてありがとう!」と喜ばれながらお金を受け取れる状態を作らなきゃいかなく、それが最も長生きする秘訣だと僕は思うんですよね。

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プロダクトローンチなど、一時的に瞬間最大風速で稼いだものの、すぐ消えていく「一発屋」をよく見てきましたし、稼いだお金を、ビジネス環境などの「場のエネルギー」を向上させることに使わず、時計や車、キャバクラ、家などの世俗品に使って自分自身のエネルギーを消耗させ、散在していった愚か者も知っています。

「何をすれば稼げるのか」といった低次元な思考ではなく、「どういう価値を加えることが結果としてお金を生み出すか」という抽象度の高い思考に切り替えることが重要です。

 

まず学んでいかなければならないことは、「価値の付け方」や「価値をお金に変える方法」など、言葉を悪くすれば“仕掛ける側の思考法”であり、その高い付加価値の情報発信をベースに、ブログ運営なり、セールスをしていくべきですね!

こちらの記事では、どう密度の濃い記事作成や情報発信ができるか、具体的なテクニックを書きましたので、参考にしてみてください!

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では、今日はこの辺で!

POSTED COMMENT

  1. たままる より:

    こんにちは。
    仕掛ける側の思考の大切さ、とても勉強になりました。
    缶コーヒーを例にわかりやすく、アフィリでも同様な大切なことを教わりました。
    自分が常に“進化”する意識を持たなければ、というお考えも共感しました。
    また教わりにきますね。ありがとうございました。

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